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最近はLibreofficeにハマっています。

なぜSharpDevelop(私の場合)

なぜ、SharpDevelopでVisual Basic .Netなのか、ここに至った私の履歴を書いてみよう。

まず最初に、私の仕事はソフトウエア開発ではないことを明確にしておかなければならない。

もともと、プログラム(又はスクリプト)に興味を持ち始めたのは、Windows95時代のオフィス95にてエクセルのマクロを書いてみたのがきっかけだ。
エクセルのマクロの自動記録機能を使って集計などのマクロを記録し、ヘルプを参照しながら、随所に自分なりの変更を加えていくと、まるでプログラマがつくったようなプログラムの動作をするではないか。これにて、プログラム作成は意外と簡単ではないかと勘違いが始まる。
だから私の場合は、VBAから出発したわけで、その後自然の流れで Visual Basic 4 を購入、だからVisual Basicがなじみやすい。
なじみやすいと言っても、プロ級に使えるわけではなく、用語、単語も事細かくまで理解していない。(いまだにWindows APIとはなんじゃ?という状態)

Visual Basicで簡単なプログラムが書けるようになると、これまた自然に他のプログラミング言語にも目が向いた。
C言語 とか Java とかが、当時Visual Basicを使用していた私の耳にも届いた。
今のようにWebサイトが発達していなかったので、教材は本屋さんで購入する専門書。
Java仮想マシンにも興味を持って、トライしてみたが、当時のJavaにはVisual Basicのように部品を貼り付けてコードを書くような開発環境がなかった。
ボタン一個配置するにも、全てコードを書かなくてはならず、プログラム作成を本業としていない私には苦痛でしかなかった。
また、当時のJavaは動作が遅かった。何か複雑な動作が遅いというのではなく、ソフトの立ち上がりからして遅く、ボタンを押してメッセージを表示するだけでも、だるさを感じるほどだった。
だから、当然のようにJavaを断念。同じくCもアマチュアの範囲ではないと判断、そして断念。

時が過ぎ、Windowsは95から、98、98SE、Me ・・・ Vistaへと発展。
Windows 95を使用している時には、安定性には不満があったが、機能的には十分に満足していた。後は、必要なソフトを追加していくことが、パソコンライフだと思っていた。
Windows 98が発売されて、95より良いとのことで、向上心によりWindows 98に乗り換えた。
ただ、95を使用していたマシンでは98がサクサクと動作しないので、マシンも新規購入しなければならなかった。
このへんでもパソコンライフは必要なソフトを追加していくことと思いこんでいた。

ところが、ウインドウズがバージョンアップされる度に、特にXPの普及が始まってから、98対応の新規ソフトの数が少なくなっていくではないか。なんてこった。
ビジュアルベーシックもVisual Studioになって、98にはインストールできない。
ムカムカ腹立たしかったが、しょうがなく、XPを導入、Visual Studio 2003を導入。
ここで初めて.Net仮想マシンと出会うことになる。
私の場合、.Net Frameworkという概念を知らずに、Visual Studioを導入したのだ。
(なんのことはない、Java仮想マシンのwindows版ではないか。)

そしてMicorsoftはVistaをリリース。私はwindows95時代からWindowsを利用している良い顧客のはずだが、Vistaではせっかく慣れ親しんだVisual Studio 2003をサポートしていなく、顧客の良心を反故にしているのと同じではないか!
またしてもムカムカ!
今、私はXPを使っている。Windowsのバージョンアップ毎に過去の資産の利用が難しくなることは今までの経験でも明らかだ。
マイクロソフトの策略に乗ってたまるか、Visual Basicとの決別だ、との思いで、この機会にと、Javaを調べてみると、EclipseやNetBeansという無料の開発環境が出現しているではないか。
早速、NetBeans6.0をダウンロードしてインストール。
ここで問題発生。私の現在のマシンでは、パワーが無さすぎなのだ。
NetBeansが立ち上がるまで、3分もかかる。使えない。

私のパソコン:
Pentium 3の1GHz
RAM 384MB

また、気持ちがVisual Basicに傾く。無料のVisual Studio Expressをネット上で検討するが、Plug-inが追加できないなど、無料だけあって、制約事項が多そうだ。
一方、Visual Studio 2003の.Net 1.1はいつまでサポートされるかわたっかものじゃない。
とりあえず、.Net 2.0くらいまでには対応できるようにしとかなければという焦りに似た強い気持ち。
かといって、最新版のVisual Studioを購入するとなるの、先立つものがないし、大金をはたいて購入しても、将来のウインドウズでサポートされるかどうかわからないという不安もあるし…

そんな時に、無料のSharpDevelopが存在することを知って、今回導入に至った訳です。
ただSharpDevelopには日本語のヘルプ情報があまりない。ま~ボチボチやっていけばいいか…